📍「断熱材は、やっぱりグラスウールよりロックウールの方が性能が高いの?」
📍「最近よく聞くセルロースファイバーって、どうなんだろう?」
📍「それぞれのメリット・デメリットを比較しているけど、結局どれが我が家に最適なのか分からない…」

はじめまして☺️ 元棟梁のホームインスペクター、関谷春樹です。
今回は、断熱材の種類で迷う“沼”から抜け出す方法を解説します🍀
家づくりやリフォームを真剣に考えるほど、あなたはこのように断熱材選定の“沼”にハマってしまっているかもしれません🤔
しかし、もしあなたが「どの材料を選ぶか」という議論に多くの時間を費しているとしたら、それは家の快適さを決める、もっと大切な本質を見逃しているサインかもしれません。
✅ この記事の結論✅
「材料選び」から「会社選び」へと、視点を切り替えること。
なぜ、材料選びに意味がないのか?

あなたが選ぼうとしている断熱材(グラスウール、ロックウール、セルロースファイバーなど)は、どれも国が定める厳しい基準をクリアした、優れた建築材料です。
素材ごとに特性の違いはありますが、カタログに書かれた性能を正しく発揮できれば、どれを選んでも快適な家は作れます。
では、なぜ「新築なのに冬は寒く、夏は暑い家」が生まれてしまうのでしょうか?
⚠️それは、どんなに優れた材料を使っても、現場での「施工品質」が悪ければ、その性能は全く発揮されないからです。
それは、F1マシン(最高の材料)に乗っていても、運転するドライバー(職人)の技術が未熟であれば、まっすぐ走ることすらできないのと同じです。
【実録】カタログスペックを無駄にした、悲劇の現場

以前、私がホームインスペクターとして新築の高性能住宅を診断した時のことです。 その家は、カタログ上では非常に優れた性能を持つ、高価なボード系断熱材を床下に採用していました。
✅しかし、床下に潜ってみると、その断熱材はほぼすべてずり下がり、床との間に大きな隙間ができていました。
これでは、カタログ上の高い断熱性能は絵に描いた餅。冷たい外気が床下を自由に通り抜け、足元が冷えるのは当然の状態でした。
[→ 関連記事:【見えないから不安…】床下の断熱、プロに任せきりで大丈夫?]
⚠️ この問題は「材料の性能」ではなく、「施工品質」と「品質管理」の問題に他なりません。
あなたが本当に知るべきは「材料の性能」より「会社の姿勢」

✅断熱材の性能は、壁の中や床下といった「見えない場所」で、職人の手によって丁寧な仕事がされて、初めて100%発揮されます。
- 断熱材が隙間なく充填されているか?
- 気密テープは正しく貼られているか?
- 将来的な垂れ下がりやズレを防ぐ工夫はされているか?
これらの無数のチェックポイントを、誰が、どのように管理しているのか。 その「品質管理の体制」こそが、あなたが断熱材の種類を比較検討するよりも、はるかに重要視すべきことなのです。
ですから、住宅会社や工務店には、材料の名前を聞く前に、こう質問してみてください。
「御社では、現場の断熱施工の品質をどのように管理されていますか? 例えば、施工マニュアルや、現場監督によるチェックリスト、第三者機関による検査などはありますか?」
この質問に対して、よどみなく、具体的な管理体制を説明できる会社。 それが、材料の性能をただ謳うだけでなく、その性能をあなたの家で確実に実現してくれる、信頼できるパートナーです。
【結論】「沼」から抜け出し、「安心」を手に入れるために

✅断熱材選定の“沼”から抜け出す方法は、たった一つです。
🍀断熱材選定の“沼”から抜け出す方法
「材料選び」から「会社選び」へと、視点を切り替えること。
・「専門的で、何を聞けばいいか分からない…」
・「担当者に煙たがられないか心配…」
そう感じるあなたの不安は、もっともです。
だからこそ、私たちのような第三者の専門家がいます。あなたの代わりに専門的な質問を投げかけ、その答えが信頼に足るものかを見極めるお手伝いをします。
材料の比較検討に疲れてしまったら、ぜひ一度ご相談ください。 一緒に“沼”から抜け出し、本当に快適で安心できる家づくりの一歩を踏み出しましょう🍀

私は建築の仕事を15年間してきた専門家として、家の不具合の原因を見つけ、みなさんが抱えている不安やストレスを、少しでも「安心」に変えるお手伝いができると信じています🌻
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「断熱選び」のよくあるご質問(FAQ)

Q1. それでも、やっぱり断熱材の種類は気になります。それぞれの特徴を教えてください。
A1. 代表的なものとして、
- 繊維系(グラスウール、ロックウール)
- 発泡プラスチック系(ポリスチレンフォームなど)
- 自然素材系(セルロースファイバー、羊毛など)
それぞれコスト、耐火性、防音性、湿気への強さなどに特徴がありますが、本記事でお伝えした通り、どの材料も適切な施工が伴わなければ意味がありません。まずは品質管理体制を重視し、その上で、その会社が得意とする材料を選ぶのが良いでしょう。
Q2. 「気密測定(C値測定)」を行っている会社は、品質管理ができていると考えて良いですか?
A2. はい、その可能性は非常に高いです。気密測定は、断熱・気密施工の丁寧さを客観的な数値で証明する、いわば「施工品質の通知表」です。全棟で気密測定を標準としている会社は、品質管理に対する意識が非常に高いと考えて良いでしょう。
[→ 関連記事:【C値(シーち)とは?】住宅の気密性能を測る唯一の指標を、専門学校講師が世界一分かりやすく解説

Q3. 施工不良があった場合、後から直せますか?
A3. 場所によります。床下や天井裏など、点検口からアクセスできる場所であれば、比較的容易に補修できる場合があります。しかし、壁の中となると、壁を一度剥がすなどの大掛かりな工事が必要となり、費用も高額になります。だからこそ、建築中の品質管理が何よりも重要なのです。
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