【開業前のご相談受付について】
当事務所は、2026年2月頃の開業を予定し、現在準備を進めております。
正式な調査の実施は開業後となりますが、
事前のご相談や調査のご予約については、現在も受け付けています。
開業直後は対応にお時間を要する可能性があるため、
状況整理やご相談をご希望の方は、事前にご連絡ください。
順次、内容を確認のうえ対応いたします。
築10年未満専門
住宅不具合・原因究明サービス

Ⅰ. 原因究明に対する基本的な考え方
建物は、部分ごとに独立して存在しているものではありません。
一つの不具合は、
構造・防水・断熱・換気・施工精度など、
複数の条件が重なった結果として現れます。
当事務所が向き合うのは、
築10年未満で発生した不具合です。
ここで扱う不具合とは、
経年変化だけでは説明しきれない、
設計や施工段階で生じた条件の不整合が、
結果として表出した現象を指します。
一箇所のみを切り取って判断するのではなく、
建物全体の条件を整理することで、
不具合の背景を読み解いていきます。
Ⅱ. 原因究明の進め方
当事務所の調査は、
不具合を列挙することではなく、
なぜ起きているのかを整理することを目的としています。
そのため、
目に見える症状だけで結論を出すことは行いません。
事象
設計条件
施工状況
使用環境
これらを切り分けながら、
不具合に至った要因を建築的に整理します。
Ⅲ. 不具合別の整理視点(代表例)
以下は、当事務所が実際の調査で用いている
原因整理の視点の一部です。
個別の現象に対して即断するのではなく、
どの条件が関与している可能性があるかを整理します。
「結露」へのアプローチ

結露は、必ずしも生活習慣だけが原因とは限りません。
築浅住宅では、設計や施工条件の影響により、
壁内など見えない場所で発生しているケースがあります。
当事務所では、
断熱・気密・換気の計画と、
建物内部の温湿度条件を照合しながら、
生活環境に由来するものか、
構造や施工条件に起因するものかを整理します。
この段階では結論を急がず、
結露に関与している要因を切り分けることを重視します。
「雨漏り」へのアプローチ

築年数の浅い住宅で発生する雨漏りは、
防水材の経年劣化以外の要因が関与している場合があります。
当事務所では、
屋根や外壁の納まりや、
雨水をどのように流す前提で設計・施工されているかに着目します。
図面上の前提と現況を照合しながら、
雨水の侵入経路を上流側から整理します。
解体や散水試験を行う前に、
設計条件と施工状況を踏まえ、
雨漏りに関与している要因を切り分けていきます。
「カビ」のアプローチ

築年数の浅い住宅で発生するカビは、
表面的な除去だけでは解決しない場合があります。
当事務所では、
カビそのものではなく、
継続的に供給されている水分の有無に着目します。
雨漏りや結露、床下の湿気など、
水分が供給されている可能性のある条件を整理し、
一時的な現象か、
構造や環境条件に起因するものかを切り分けます。
この段階では、
対処方法を示すことを目的とせず、
発生に関与している条件を建築的に整理します。
「シロアリ」へのアプローチ

築年数の浅い住宅であっても、
構造や施工条件によっては、
シロアリが発生する可能性があります。
当事務所では、
薬剤の有無や効果期間のみで判断するのではなく、
床下環境や構造条件に着目します。
水分や湿気が滞留しやすい状態がないか、
基礎断熱の納まりや配管周りに、
侵入経路となり得る条件がないかを整理します。
この段階では、
防蟻処理の方法や是非を結論づけることを目的とせず、
建物側に寄り付きやすい条件が存在していないかを
建築的に整理します。
「家の傾き」へのアプローチ

床の傾きは、
ビー玉が転がるという現象そのものではなく、
建物全体の構造条件の結果として現れます。
当事務所では、
一部の傾斜のみを見るのではなく、
床・壁・外壁・基礎を含めた
建物全体の状態に着目します。
構造計画による影響か、
地盤条件による影響かを切り分けるため、
建物全体の傾向を整理します。
この段階では、
是正方法を結論づけることを目的とせず、
傾きに関与している条件が
建物側か敷地側かを建築的に整理します。
構造に関する不具合へのアプローチ

構造躯体の施工精度は、
建物全体の挙動に影響し、
別の不具合として現れることがあります。
当事務所では、
基礎や壁のひび割れ、
建具の不具合といった個別事象を、
構造条件の結果として捉えます。
設計図書や構造計算の前提条件と、
現地の施工状況が一致しているかに着目し、
計画された性能が実際に確保されているかを整理します。
この段階では、
性能の良否を断定することを目的とせず、
設計上の前提と施工状況との間に、
条件のズレが生じていないかを建築的に整理します。
Ⅳ. 専門機材の位置づけ

当事務所では、
経験や感覚だけに頼らず、
判断の裏付けとなる客観的な情報を取得します。




専門機材は、
それ自体を使うことが目的ではありません。
仮説として整理した内容が、
実際の建物条件と整合しているかを確認するための
補助的な手段として使用します。
取得した数値や画像は、
単体で結論を出すものではなく、
図面や現地状況と照合しながら、
建築的に解釈します。
重要なのは、
どのデータを、どの文脈で読み取るかという点です。
Ⅴ. 調査の成果物としての報告書

調査で得られた情報は、
依頼者が今後の対応を判断するための材料です。
当事務所では、
専門用語を並べることを目的とした報告書は作成しません。
報告書では、
確認できた事実
その背景にある要因
放置した場合に想定される影響
検討すべき是正の方向性を、
写真や図解を用いて整理します。
事実と推測は明確に区別し、
中立的な立場で記載します。
この報告書は、
施工者から提示された是正案を
検討・比較するための判断材料となるものです。
Ⅵ. 本調査で行わないこと
当事務所は、
不具合の原因整理と判断支援を専門としています。
以下の行為は行いません。
是正工事の実施設計
工事の手配や現場管理
施工者との代理交渉や金銭交渉
感情的な対立を目的とした調査ではなく、
事実に基づき、
冷静に解決を検討するための調査です。
Ⅶ. このページの位置づけ
このページは、
調査内容や報告書の考え方を具体的に示すことで、
当事務所の調査がどのようなものかを
理解していただくためのものです。
事業内容ページで
業務範囲や責任の線引きを確認したうえで、
本ページで
調査の深さや考え方に納得できる方に、
本サービスは向いています。
※当サイトに掲載の情報は、開業準備中のものであり、予告なく変更となる場合がございます。
関谷建築事務所
代表者:関谷春樹
〒948-0036
新潟県十日町市川治458-2
電話番号:準備中
メールアドレス:front@sekiya-kenchiku.com
二級建築士事務所 登録準備中
