「最近、仕事に集中できない…」😔
「うちの子、宿題に身が入らないけど、やる気の問題かしら?」 🥱
⚠️リビングで過ごす家族が、なぜか感じる倦怠感や集中力の低下。 その原因、あなたが毎日吸っている「空気」にあるかもしれません。

はじめまして。元棟梁で、建築の専門学校で「環境工学」を教える講師、関谷春樹です🌻
以前、私が勤めていた建築士事務所では、室内にCO2センサーが設置され、濃度が1000ppmを超えるとアラームが鳴り、窓を開けて換気するというルールがありました。科学的根根拠に基づき、仕事のパフォーマンスを最大化するためです。
そんな環境が当たり前だった私が、ある日、ふと疑問に思いました。
「では、私自身が家族と暮らす、この家の空気は一体どうなっているのだろう?🤔」
その小さな好奇心が、私と私の家族が「危険な空気」の中で生活していたという、衝撃の事実を突きつけることになるとは、夢にも思っていませんでした。
我が家の空気、その驚くべき実態
🙆♀️ 理想の空気:CO2濃度1000ppm以下
思考がクリアで、子どもの集中力も維持できる状態。換気が正しく機能している証。
🙅♂️ 我が家の現実:CO2濃度最大2500ppm
思考力や集中力の低下を招き、健康被害のリスクもある、極めて危険な「換気不全」状態。
この記事は、建築のプロである私が、自宅で体験した空気環境の生々しい記録です。
そして、「私のせいかも…」と悩むあなたに、家族の健康を守るための具体的な第一歩をお伝えします。
第1章:「なんとなく不調」の正体は、見えない空気にあった

📈専門家としての探究心から、私は自宅の空気環境を徹底的に調べることにしました。
・ リビング(CO2センサー、温湿度計)
・窓の外(温湿度計)
・天井裏(温湿度計)
スマートフォンでこの3点を常時モニタリングできる体制を整えたのです。
まず基準となる外気のCO2濃度は、おおよそ500ppm前後。ここから、我が家の空気の旅が始まりました。
📍計測を開始して、驚くべき事実が次々と明らかになりました。
天気の悪い休日、家族4人(大人2人、子ども2人)が12帖のリビングで過ごしていると、夕方にはCO2濃度が2000ppmに達したのです。 さらに衝撃的だったのは、冬場の寝室でした。
6帖の部屋で家族4人がドアを閉め切って寝ていると、朝方には最大で「2500ppm」を記録したのです。これは、もはや安全とは到底言えないレベルの数値でした。
第2章:あなたのせいじゃない。家の「換気不全」という病

なぜ、こんなことになるのでしょうか。 「換気扇は、ちゃんと回しているのに…」
そう、我が家も築30年の中古住宅ですが、
トイレの換気扇は24時間稼働させていました。
しかし、それは機能していなかったのです。
家の気密性が低いため(C値が高い)、計画的な空気の入れ替えができていなかったのです。
🤔この事実は、私にある気づきを与えました。
私自身、書斎で仕事に集中できず、「疲れたかな?」と感じてモニターを見ると、決まってCO2濃度が1500ppmを超えていました。
ハーバード大学の研究では、CO2濃度が1000ppmを超えると人の思考力は明らかに低下すると報告されています。私の体感と、科学的根拠は一致していました。
だとしたら…? リビングで宿題をする、あの子の集中力がないのも、本人のやる気だけの問題ではないのかもしれない。
この「よどんだ空気」が、子どもの脳の働きを邪魔しているのかもしれない。 そう思い至った時、私は専門家として、そして一人の親として、強い危機感を覚えたのです。
C値(気密性能)に関する、
✅より詳しい内容は下記の記事をチェック✅
第3章:CO2濃度は「シックハウスの危険度」を示すバロメーター

ここで、もう一つ重要なことをお伝えします。
⚠️ CO2濃度が高いということは…
「換気が不足している」という動かぬ証拠です。 換気が不足すれば、CO2だけでなく、建材や家具から発生する化学物質(シックハウス症-候群の原因)、ハウスダスト、ウイルスなども、同じように室内に滞留し続けます。
常に化学物質の濃度を測るのは現実的ではありません。
しかし、CO2濃度は、それら目に見えない全ての有害物質の危険度を教えてくれる、唯一の指標(バロメーター)なのです。
第4章:我が家の処方箋。今日からできる、たった一つの解決策

5分間の窓開けで、空気は劇的に改善する
🪟実験として、CO2濃度が2000ppmを超えた状態で、対角線上の窓を5分間だけ開けてみました。
すると、数値は外気と同じ500ppmレベルまで、一気に下がったのです。
この結果は、私に「今すぐできる対策がある」という希望を与えてくれました。と同時に、もしこれから新築を建てるならば、いかに気密性(C値)を確保し、計画的な換気計画を立てることが重要かを、どんな教科書よりも雄弁に教えてくれました。
「なんとなく」ではなく、「数値」で換気する
✅今では、CO2モニターの数値を基準に、定期的な窓開け換気を徹底しています。 エアコンの効率は一時的に悪くなります。しかし、家族の健康と子どもの集中力に代えられるものではありません。
🌻あなたも、まずは自宅の空気環境を「測定」することから始めてみませんか?
それは、ご自身の家を、そしてご家族の健康を、専門家として見つめ直す第一歩です。
その数値は、時に厳しい現実を突きつけるかもしれません。しかし、それこそが、あなたの家が発している、偽りのない「声」なのです。

私は建築の仕事を15年間してきた専門家として、家の不具合の原因を見つけ、みなさんが抱えている不安やストレスを、少しでも「安心」に変えるお手伝いができると信じています🌻
🍀住まいと家族の健康学校🍀では住宅に関する悩み相談を受けています。 住まいの不安は大きなストレスとなるためプロの専門家に話を聞いてもらいましょう。
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✅より詳しい内容は下記の記事をチェック✅
「CO2に関する」よくある質問(FAQ)

Q. CO2モニターは、どこで、どんなものを買えば良いですか?
家電量販店や、Amazonなどのオンラインストアで、3000円~1万円程度で購入できます。ちなみに私は「SwitchBot CO2センサー」を使っています。スマホと連携して経過観察が可能なため非常に便利です。CO2センサーは別に「防水温湿度計」もスマホに接続することで様々な箇所の空気環境の計測が可能です。
Q. 窓を開けるのは、冬は寒いし、夏は暑いです。効率的な方法はありますか?
短時間で一気に空気を入れ替えるのがコツです。例えば、リビングの窓と、そこから最も遠い廊下や部屋の窓の2ヶ所を開けると、空気の通り道ができて効率的に換気できます。時間は5分程度で十分です。CO2モニターで数値が500ppm台まで下がるのを確認しながら行うと、無駄がありません。
Q. CO2濃度を下げることは、根本的な解決になりますか?
窓開け換気は、あくまで対症療法です。頭痛がするから鎮痛剤を飲むのと同じで、根本的な原因が治ったわけではありません。家の換気性能が低いという根本原因を解決するには、やはり「気密(C値)」と「計画換気」を見直す必要があります。この記事で興味を持たれた方は、ぜひそちらの専門記事もご覧ください。
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